初心

「肌に触れてもらってはじめて、疲れがたまっていたことに気づきました。」
そうおっしゃるお客様。
「顔もこんなに凝っていたんですね」
その声色にはご自身への労わりと愛しみがこもっていました。
びっしり埋まったスケジュール帳。お忙しい日々のなかでふと息を抜かれる施術のひと時。
こちらが何も言わずとも気づいてくださることの有難さ。施術という声なき対話。心と身体を委ねてくださる1時間半。わたしにできることは師から教えていただいた技術に真心を込め、お肌を通して感じられるお客様の身体の声に耳を傾けること。
初心を忘れず。